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月のある晩

 
 
 
「お好きなんですか?」
「いいえ」
「そうですか。でも、どうぞ」
「ありがとうございます」

そうしているうちに時間は随分と経ってしまい、やっと椅子から立ち上がる頃には、両手はおろか、ポケットからも、全てのものが消えていた。
 
 
 


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