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速い石

 
 
 
石はまだまだ、自分は速くなれると思っている。
数年ごとに新しい命令が追加され、その量も年々二倍三倍と増える一方だ。それでも、まだまだ速くなれるはずだと思っている。

石は命令のことを足枷だと思っている。けれど命令が無くなれば、石は用済みとなって砕かれる運命にある。

石は十分に速い。もっと速くなれると思っている。不満で石は赤くなる。
しかしその速さを確認できるのは、命令を片づけている時だけだ。
 
 
 


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