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夜であれ昼であれ

 
 
 
すべての指関節を曲げて、肩と、背中をつかむ。
つかんでもつかみきれない肩は、背中は、汗で滑り、指関節から放たれた力は行きどころを失って、しばらくの間、接触面の周辺を漂っている。
やがて指関節から放たれた力は皮膚に定着し、毛穴を通って体内に入り込み、発熱を始める。

お互いが同じくらいの高熱になってくる。
交互に、時には同時に、その作業を繰り返す。
クラッカーのように破裂するまで。
紙飛行機のようにはるか遠く、見えなくなるまで。
 
 
 


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